ファスティングと頭痛

ファスティングをしている途中で酷い頭痛に見舞われたら、適切な対処をし、ダイエットを一時中断しましょう。

今回はファスティング中の酷い頭痛について理由と対処を説明しましょう。

頭痛の原因は様々ですが1つは普段と異なる食事にあります。

ファスティング中はミネラルウォーターと酵素ドリンクのみを摂取する為に、必然的に血中糖度が下がり、低血糖の状態になります。

低血糖状態では頭痛が引き起こされやすいとされています。

必ず頭痛が起こるわけではなく、正常程度に脳を活動させながらファスティングを行うことで、体調などの影響を受けながら頭痛が引き起こされます。

また、別の原因でも頭痛が引き起こされやすい環境になっています。

通常は食事で摂ったブドウ糖を使用してグルコース代謝により低血糖状態を防ぐのですが、食事制限により体が一時的に飢餓状態となると、脂肪を燃焼させてケトン体を発生させるケトン体代謝が始まります。

これによりダイエット効果がありますが、同時にケトン体代謝ではケトン体が体内に運ばれる際に頭痛が引き起こされるとも言われています。

この他にも、ファスティング中には体内に溜め込んだ有害物質が排出されるデトックス効果が起こり、悪いものが体から流れ出る際に頭痛が引き起こされるとも言われています。

上の理由を見てわかる通り、頭痛はダイエット効果の通過点で起こります。

脂肪を燃焼させるケトン体代謝が始まることで頭痛が起こったり、デトックス効果で頭痛が起こっている時に、すぐにファスティングを止めてしまうのはもったいないです。

程度はありますが、耐えられる程度の弱い頭痛であれば、次の対処方法を実践して乗り切りましょう。

適切な対処方法は、ジュースやミネラルウォーターを多めに飲むことです。

特にデトックス効果で有害な物質が血中を流れている際に起こる頭痛などは、早めに有害物質を流してしまうことが重要です。

カロリーの高いジュースではなく、酵素ドリンクやファスティング中に飲んでも差し支えないドリンクで、水分を多めに補給しましょう。

残念ながらこれと言った方法はありません。

むしろ頭痛が起きるということは、体内の有害な物質が排出され、脂肪が燃焼されているサインと考えましょう。

ただし、どうしても酷い頭痛で耐えきれない場合は、ファスティングを中止しましょう。

海外のファスティング施設では数時間おきに医師のメディカルチェックを受けながら行う場合もあります。

体に何らかの異常を感じ、重度の頭痛に発展した場合などは、ファスティングを中止し、必要であれば病院を受診しましょう。