手作りの酵素ドリンク

酵素ドリンクは食材と砂糖、容器などがあれば自宅で作れます。

ただし自宅で酵素ドリンクを作る場合、高い確率でカビが生えてしまいます。

間違ってカビを摂取してしまうのは嫌ですよね。

カビの中には有毒のものもありますから、注意が必要です。

≪どうして酵素ドリンクにはカビが生えるの？≫

自宅で酵素ドリンクを作る場合、酵母菌を活発に働かせる気温は常温です。

その為、冷蔵庫などで保管できません。

寒すぎたり、暑すぎる環境は酵母菌の働きを弱めますから、加熱処理もできません。

常温の環境下で、何日も食材を砂糖と一緒に漬け込んでおくわけですから、当然、カビにとっても栄養があってちょうど良い気温が保たれている絶好の場所というわけです。

ならば、「蓋を閉めておけばいい」と思われるかもしれませんが、実は蓋を閉めることもできません。

空気が無くなって酵母菌が活動できなくなってしまう為です。

つまり、容器の蓋は開けておかなければならないわけです。

埃や塵が気になる上、カビの胞子も飛んでこないとは限りません。

なるべく室内を清潔に保つことが重要です。

≪カビを生やさない為には？≫

酵素ドリンクにカビを生やさない為に重要なのは、なるべく換気をし、新鮮な空気が酵母菌に行き渡るようにしてやることです。

カビはジメジメしていて、空気が滞りがちな場所に多く発生します。

一方で酵母ドリンクは新鮮な空気を必要としています。

その時々によって適切な場所に保管し、頻繁にかき混ぜるなどしてきちんと呼吸させてやりましょう。

多くの時間をかけて酵母菌の働きを高めることで、上質な酵母ドリンクが完成するのです。

≪酵素ドリンクにカビが生えていたら？≫

せっかく作った酵素ドリンクにカビが生えていたら、残念ながらもう捨てるしかありません。

カビている部分だけを除いて飲んでもいいのではと思われるかもしれませんが、カビの胞子や菌は広範囲に広がります。

まして同じ容器内であれば菌や胞子がドリンク内に含まれていないとも限りません。

カビの中には有毒なものもあります。

腹痛で済めばいいですが、命に係わるような作用のあるカビ菌もいますから、カビが確認されたらそのドリンクは飲まないようにしましょう。

≪手作りするには手間暇がかかる！≫

酵素ドリンクは、いわば酵母菌を飼って世話をするようなものです。

頻繁に容器内を確認でき、空気の入れ替えなどを意識的に行える人はいいですが、仕事をフルタイムでしている方にはちょっと難しいでしょう。

また、原料に100種類以上の野菜や果物・海藻を含むような市販のものと比べ、自宅で作る酵素ドリンクに含まれる原材料はどうしても偏りがちになります。

手間暇や材料費、材料の種類やそれによる効果の高さを考えると、市販のものは決して高すぎることはありません。

作ってみようと安易に考え、結果的にカビが生えてしまっては食材を無駄にしてしまいかえって損をしてしまいます。

自分の生活リズムをまずは考え、上手に酵母菌を管理できるかを考えてから、手作りにするか市販のものにするかを選びましょう。